21.4世紀ゴルフ(81)
皆さんは、スイングする時、身体や肩を回すことを意識していますでしょうか?
前回に引き続き、知っていてもなかなかできない「スイングの基本」についてのご提案/3回目です。今回は「身体や肩を回す」がテーマとなります。
よくスイングは身体や肩をしっかりと回しましょう!と言われますよね! それでうまくいっている人はもちろんそれがベストです。21.4世紀ゴルフは、やってみたけどなんとなくうまくいってない感じがする、とお悩みの皆さんに別の選択肢をご提案します。
21.4世紀ゴルフでは、身体や肩を回す意識は持たなくてもスイングはできるのではないか、と考えています。
(ここから重要です)
身体・肩は意識して回さなくても、手・腕でクラブをしっかり振ると自然に必要な分だけ回ります。自然になることを無理にしようとしなくてもいいのではないか? それが21.4世紀ゴルフの基本的な考え方になっています。
まずスイングの目的は何か?を考えてみると良いと思います。
目的はクラブを振ってボールを狙ったところに打つことですね。クラブを振るのは手・腕が主役です。クラブは手で持っているからです(笑) では、身体はというと、バランスを保つ、ボールの方向性を決める、さらに手・腕とクラブヘッドにスピードをつけるサポートをする重要な役割を担います。ですが、直接身体がボールを打つわけではありません。脇役なのです。
つまり。身体・肩を回す(使う)ことよりも、手・腕をしっかり使ってクラブを振る意識が大切だと考えるのです。
「身体(腰や足)でボールを打ちましょう。手は使わないで打ちましょう。手打ちはダメですよ!」などとよく聞きますが、それは手・腕でクラブがしっかり振れるようになった後の話と考えたほうが良いと思います。

「身体・肩を回す意識」はスイングに次のような弊害が起こるように思います。
①止める意識がなくなる
どこかを回す意識は、身体を動かし続けることに意識が集中してしまい、止めておかなければいけないところも動いてしまいます。
少し難しい表現になりますが、スイングでは動かすことよりも「止めておくこと」の方が大切なのです。止めることができないから、飛ばない!曲がる!当たらない!ということが起こってしまうのです。
②バランスを崩す
止めることに意識を持っていないとスイング中にバランスを崩します。
肩や腰などを回す意識が強過ぎると、土台である下半身の安定が損なわれます。すると上体や腕はさらに不安定になりショットがバラつくだけでなく、飛距離も出なくなってしまいます。
身体や肩を回そうとして上手くいっていない方は、まず回すことをやめて、スイング中のバランスを崩さないように、手・腕でクラブを思い切りよく振ってみてはどうでしょうか。
スイングの感じとショットがだいぶ変わると思います。
具体的にどうすればいいの?
詳しくは過去記事「飛んで曲がらないフルショットスイング③」を参照下さい。
お試しを。