沖縄の畑

制作が進行中のCLUBER BASE PANTS SHOE PACKの次回シリーズ 木の庄帆布とクラバーのコラボ

沖縄にhouse ONOFFという隠れ家的な場所がある。地元の人でもたやすくはたどり着けない。用がなければ迷い込むこともない、細路地の奥にある秘密めいた場所だ。

築50年以上ともいわれる沖縄様式の古民家をリノベーションした建物
ONOFFのゴルフグッズをはじめ、オーナーの好きなものを集めたモノ空間。最近、KINOSHOHAMPUが運営に参画

仕掛け人は、ここで何をしようというのか?

表向き。いいモノを紹介したい。落ち着ける空間を提供したい。語らいの時間を共有したい。など、いろいろあるだろうと思う。

私は実際に訪れてみて、率直に、ここは気づきを与える場所なんだろうと思った。ここをいいなと思う気持ち。感じる心地よさ。この世界観が自分の琴線に触れるかどうか。空間自体が感性の選別を行う“フルイ”の役割を果たすのだろうと思った。

ここを特別な場所ではなく、居心地がいい場所。そう感じる人たちが集まり、気づきを増やすことによって暮らしにゆとりやハリを作っていく。その芽を育てるために作られた畑なのではないかと思った。

目立たぬ場所にあるのが、第一の“フルイ”である。ここに行ってみたい! そう思わなければ通りすがることもない。人との縁は結べない。敷居は低いが、見えにくい場所にある。そこがオトナっぽくていいのである。

この「耕す。」サイトも似たところがあるな。そんなことを思った。

行きにくいけど気になる場所。行くか、行かぬか。お心次第。

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在