グローブは何のため?

21.4世紀ゴルフ(55)

どうして左手だけにグローブをするのだろう?(右打ちのゴルファー)

皆さんは、考えたことがありますか?

知り合いのゴルファーに聞いてみると、「そう言われるとなんでだろう?」と、どうも理由が明確ではないようです。もちろんゴルファーの中には、グローブをしない人、両手にグローブをする人もいますね。それぞれに理由があってそうしていると思いますし、グローブをしなければいけないルールもありません。

「しっくりくるグリップをすること、しっかりスイングできること」が大切ですので、グローブをするかしないかは、どちらがやり易いかによるので、どちらでもOKです。

話が逸れましたが、多くのゴルファーは、左手にグローブをしてますね。私もしています(笑) そもそも、グローブの役割は何なのかを考えてみると、「滑り止め」ではないでしょうか。

では、どうして左手だけに滑り止めを付けるのでしょう?

21.4世紀ゴルフ的な考え方では、「左手の力を抜くため」です。

左手に力を入れて握らなくても、滑ることなくしっかり握ることができるからです。
従って、グローブをしていない右手は、力を入れてしっかり握ることが必要になりますね。

次に練習する時、左手にグローブを付けたなら、ちょっと力を抜いてクラブを振ってみてください。スイングがいい感じになるかもしれませんよ。

お試しを。

グローブだけでなく、常識・習慣のようになっている事の中にも「なんでだろう?」と思うことが他にもあるように思います。ちょっと自分なりの解釈を考えてみると、ゴルフがより興味深い、面白いものになっていくと思います。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員