素振り用のゴルフギアもたくさん出回っている。私はとくに「機能」を求めないので持ち物として、毎日触ったり、眺めたくなるモノという視点で、このH&Bのヴィンテージバットを選んだ。H&Bといえばパワービルトのイメージもあるし、何しろ社名や所在地の配列がかっこよくて好きなのだ。
モノの価値というのは面白いモノで、瞬時に変わることもある。
実は、このH&Bのバットにはもうひとつ刻印がある。
Shigeo Nagashima
売主もたぶん気づいていなかった、このお名前。バットそのものの性能は何も変わっていないけれど、PLAYER NAMEひとつでその価値がグンっと上がった気がしてしまう。スーパースターの刻印だ。
このボールいいですねぇ!と言った後に、「それタイガーも使ってるんですよ」と言われた気分である(笑)
この文の読み初めにはとくに興味がなかった古いバットでも、ミスターモデルとなれば話は別!となった人も何人かはいるでしょう。モノの価値なんて極めて曖昧。そこが面白いところ。