3Wを上手く打つ

21.4世紀ゴルフ(180)

5Wは上手く打てるのに、3Wが苦手・上手く打てないと悩んでいるゴルファーの方も多いのではないでしょうか。

悩みは、ボールが上がらない、飛ばないと言う方が多いように思います。でも、実際は3Wは打てるのに、打てないと錯覚しているように感じます。

今回は、3Wを上手く打つための考え方の提案です。

3Wを打つ際に知って欲しいことは、「イメージしているほど、ボールは高く上がらない」ことです。

3Wのロフトが15度くらいであれば、ナイスショットをしてもボールは高々と舞い上がらず、ライナーのような弾道になります。

ボールが上がらないと悩むゴルファーの方は、おそらく飛ぶボール高さのイメージがもっと高く上がるはずと思っていることが原因ではないでしょうか。

高さのイメージが合っていないと、スイングで無理にボールを上げようとしてミスショットにつながり飛びません。ですので、弾道高さのイメージをライナーに変えることが大切です。

とくにティアップなしで打つ場合、インパクトロフトがつきにくくボールは上がりにくくなる。

ボールを高く上げるためには、2つの要素があります。

①ロフト通りにインパクトする

●その3Wのロフト通りに打つことです。ロフト通りに打つイメージは、ボールを真横から払い打つ感じでスイングすることが大切です。練習でのイメージは、ボールの赤道を一番下のスコアラインで打つ、マットにソールが触らないようにボールだけを打つように することです。始めはトップするようなイメージですが、思ったよりもボールが浮くことを実感できると思います。また、5Wが上手く打てる方は、3Wを5Wの長さに短く持って打つと確率も上がると思います。

②ヘッドのスピードを上げる

文字通り、ヘッドスピードが速ければ速いほどボールは上がりますので、より高く打つにはヘッドのスピードを上げる練習をするしかありません。3Wは、ロフト通りにインパクトするイメージ、ライナーを打つイメージができるとミスショットは大幅に減ります。また、実際のコースでは、何かを越す必要がある場合を除いて、ライナーでかなりの距離が稼げると思います。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員