ドライバーの長さ

「40インチのマグレガードライバーはもうやめたんですか?」

と最近よく聞かれます。

最近、MOE86というクラブを“打ってます”と投稿しているからですね😅

今はこのMOE86を打つのが楽しいので40インチのMc7はおやすみです。

MOE86は41.75インチにしてあります。そう書くと「やっぱり40インチは短すぎた!?」と思われるかもしれませんが、今のところ、そうでもないと思っています。では、「41.75インチでは長すぎる!?」となるかもしれませんが、それも、そうではないと思います。

どちらの長さがよかったか。その比較をするならば、同じヘッド、シャフト、グリップで長さだけを変えて検証しなければなりません。

違うヘッド、違うシャフト、違うグリップのクラブを「長さ」だけで比較して、どちらが?と考えるのは無理があるかもしれませんね。

普通の考えならば、380ccのMc7が40インチで、230ccのMOE86が41.75インチであること自体がおかしく感じるかもしれません。ヘッドが大きい方が長い。それが普通だからです。

でも、この長さはあくまでも「バランスよく振れる」ことを目的に使いながら決めたものです。ヘッドとシャフトが違う中で、同じ人間が心地よく使うことを目指したら、違う長さになった。というだけなのです。

ヒントとしては、Mc7のヘッド単体重量は200g超と重たく、MOE86は185g程度と軽いということです。大きさではなく、重さの違いが長さの決定、振りやすさに大きく関わっているのです。

よくヘッドの大きさが長さを決める、と言われます。大きければ長く、小さいほど短い。それがセオリーです。でも、小さいヘッドほど重たくもなっている。これもセオリーといえます。小さく、短くても、ヘッドはより重たいわけですから、結局は振り重たい感じになってしまうのです。

重たいヘッドを振り軽くするには、どんどん短くしていかないとならない。Mc7を40インチにしたのもそれが理由です。

最初MOE86も40インチで試しました。しかし、逆に軽すぎて振りにくいと感じました。それで徐々に長く。ヘッドが軽ければ、シャフトは長くしても軽快に振れるのです。

長さを決めるのは、ヘッドの重さ(+シャフトの硬さ)なのだ。そんなことを最近は考えています。

もちろん、振りやすさの感じ方は人それぞれ。つまり、人それぞれに自分の長さを探した方がいいということになります。

蛇足ですが、Mc7はロフト14°、MOE86はロフト13°です。シャフトを短くしたらそのぶん上がりにくくなりますから、単純に長さで振りやすさを向上させても、きれいに飛ばせるとは限りませんのでご了承ください。

9.5°、10.5°を40インチにしても、、、低弾道ドロップしかでないかもしれません。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在