昔のパターヘッドは今よりも20g以上軽いのが普通
ゴルフクラブを振る、と言っているけれど。決め手はヘッドのスピードであり、フェースの向きである。
飛ばすも転がすも、主役は「ヘッド」なのだ。
今はシャフトのフィッティングが盛んだが、これも話題の「ヘッド」を活かすための手段。シャフトを自分に合わせることで、なんとか「ヘッド」の動きをコントロールしようということだ。
「ヘッド」は傾向として、重たくなっている。大型化というか慣性モーメントを大きくしたいと考えた時に、重たいほうが数字を出しやすいからだ。
それが「振りやすいか」という観点は別として。振りやすさのアジャストはシャフトに委ねているという感じだ。
「どうすれば振りやすいか」「他のクラブとつながるか」を主眼において、「ヘッドの重さ」を考えるとどうなるだろうか。ヘッドの重さが変われば、シャフトの考え方、長さの捉え方も大きく変わってくるだろう。
この間、立ち話したマニアックで有名なギアライターの人は、アイアンヘッドの軽量化について熱っぽく語った。今はPINGの最新ジュニア用アイアンを買い込んでテストしているそうだ。話をうかがいながら自分もPRGRのレディースヘッドやPINGのジュニア用メタルで実験したなぁと思い出していた。
慣性モーメント、飛距離の追求をいったん脇においておくと、軽ヘッドにどんどん興味が湧いてくる。軽ヘッドにしてみてから、あらためて許容性や飛距離のことを思い出してみる。
その時に感じたこと。そこにゴルフクラブの面白さがある。
ような気がする。