ミスショットの結果がミスになりにくいスイング②

21.4世紀ゴルフ(125)

前回提案しました、21.4世紀ゴルフのスイングの考え方はいかがでしたか?

「そんなこと言われなくてもわかっているよ!」「えっ!そうなの?」「確かにその通りかもしれないけど・・・」いろいろな声が聞こえてきそうですネ(笑)

今回はボールが曲がるという方に向けたご提案。クラブヘッドを適切に動かすには、身体がどのように動けばいいのかを具体的にご説明します。

あらかじめ知っておいていただきたいことがひとつあります。
それはこれからイメージしていただく動きは、実際のスイングでは全く同じ動きにならないということです。大切なのは、この動きのイメージを強く持つこと、できるだけ近づけることです。

それでは説明していきます。

イメージ① クラブヘッドの動き

インパクトエリアでフェースがスクエアに飛球線に沿って真っ直ぐ直線的に動くイメージを持ってください。フェースのトウ・ヒールに打点が外れない、常にスクエアにインパクトできることが理想です。    
 
インパクトエリアは、およそ30cmくらいです。右足親指付け根からボールに当たるまで、と考えてください。

では、具体的な身体の動かし方です。


まず、アドレスは目標にスクエアに構えて、両足親指付け根に体重をかけます。すべてのクラブ番手で体重配分は5:5です。           

バックスイングは、アドレスの姿勢を保ったまま、体重を右足親指付け根にのせるように、飛球線後方に真っ直ぐスライドさせます。すると、クラブヘッドも自然に右足親指付け根まで真っ直ぐ・フェースもスクエアのまま引かれます。

次にダウンスイングです。


単純です。バックスイングと同じ要領でアドレス時の位置まで体重を真っ直ぐスライドさせます。
クラブヘッドは、自然にアドレスでセットした位置に戻ります。

身体はどのように動きましたでしょうか?その動きを感じてみてください。

「これならクラブフェースがスクエアにインパクトできそう!」と感じられましたでしょうか?

感じられたのであれば、このイメージを大切にしてください!
アドレスした時に、上手く打てそうな気がするかどうかが、結果に大きく影響します。

この動きを少し繰り返し行なってみてください。
慣れてきたら、クラブヘッドの動きを少しずつ大きくしていきます。 
その位置からトップまでクラブヘッドを上げるのであれば、右手を使ってクラブヘッドを上げてください。身体は自然に必要なだけ回転します。
インパクト以降フォロースルーは、リストをターンさせていきます。特に左腕がクラブヘッドの動きを邪魔しないことです。

以上です。

ほとんどの方は、今までとスイングの感覚・イメージが全く違うと思いますが、動きのイメージを1ヶ月ほど続ければ、ミスショットしても結果(ボールの曲がり)は大幅に改善されると思います。

なお、ミスになりにくいグリップの方法もあります。「曲げないための簡単グリップ(実践編)」を参照下さい。

お試しを。

次回は、②クラブヘッドの動き:インパクトエリアで高さが変わらない、地面と平行に動く についてお話しします。 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員