60点ショット

21.4世紀ゴルフ(127)

今回は「ミスショットの結果がミスになりにくいスイング」の効果についてお話します。とくにコースをプレーする時に非常に有効ですので、良いスコアで上がりたいという方は参考にしていただければと思います。では、早速、本題です。

コースを良いスコアでプレーするには、「各ショットの結果が60点以下にならない」ことがとても大切です。

これは、60点のショットを続けると言う事ではなく、100点のショットを目指さないということでもありません。100点を目指しますが、いつも上手くいくとは限らないのがゴルフです。ミスショットした時に結果が60点を下回らないことが大切なのです。

でも、いきなり「60点」といわれてもイメージしにくいかもしれません。そこで、今回は絶対に避けたい「減点40点以上」のショットについて説明します。そのショットを打たなければすなわち60点以上の「結果」ということになります。

減点40点以上のショット。それは1ストロークまるまる損してしまうショットのことを指します。
OB、ウオーターハザード、林、谷などにボールを打ち込んだり、大チョロ、大ダフリ、シャンクなどは30点以下と考えていいでしょう。

60点のショットとは、ショットとしては満足出来ないかもしれないけれど、スコアのロスに直結するミスではない。取り返すことができる可能性が十分に残る結果のことを指します。

仮に、あるホールで60点のショット・パットを続けた場合、そのホールのスコアはこんな感じになるでしょうか。ゴルファーの平均スコア別に考えると。

70台 最悪でもボギーで上がることができる、パーのチャンスが十分ある
80台 パーのチャンスは少ないが、ボギーでは上がることができる
90台 ボギーで上がれる確率が高く、ダブルボギーになりにくい
100台 トリプルボギー以上の大叩きがない

実際にそのホールをプレーする中には、80点~100点の高い点数のショットを打つ時もあるので、更に良いスコアで上がれる可能性があります。

みなさんのゴルフ仲間の中にも、すごいショットは打たないけど、終わってみるといいスコアで上がる人っていませんか? そのようなゴルファーは、ミスショットが60点以上のショットになっていると思います。

ゴルフの楽しみ方は人それぞれですので、こうしなければいけないわけではありません。ただ、1日のゴルフが大きなミスもなく好スコアで上がれたら、もっと楽しいのではないかと思います。

良いスコアで回りたい方は、ミスショットの結果が大きなミスになりにくいスイングを取り入れてみてはいかかでしょう。

ご一考を。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員