ORIGINAL ONE

ORIGINAL ONE というテーラーメイドのMINI DRIVERがUSGAの公認ドライバーリストに載っかって、一部で話題ですね。

ORIGINAL ONE 懐かしい響きです。

テーラーメイド最初期のメタルウッドはピッツバーグパーシモンですが、そのピッツバーグパーシモンのロフト12度モデルに ORIGINAL ONE と刻印されていました。ロゴが水色のウイメンズがよく出回っていたのも、ロフトの大きいシニア・レディス向けが ORIGINAL ONEだったからですね。

普通のドライバーをうまく打てない人のために作られた特別なモデルって意味合いがありそうですね。

今度のMINI DRIVERも、フルサイズヘッドをうまく打てない人のため? または原点のとおりヘッドスピードの速くない人向けということになるのでしょうか。ロフトは多め設定(11.5、13.5)しかないようなので、ますます興味深いです。

さて、最初のORIGINAL ONEは、いつくらいに発売されたモデルなのでしょうかね。

ピッツバーグパーシモンですから、1979〜82年くらいのものかなぁと推察します。

上のORIGINAL ONEは第三世代のテーラーメイドロゴですね。1981年くらいでしょうか。でも、下写真のように、第二世代ロゴのORIGINAL ONEもあります。

筆記体みたいな OLD LOGO と呼ばれるやつです。

これがあるとすれば、1980年くらいなのかなぁと推察します。

私の手元にもピッツバーグパーシモンはじめ、古いメタルウッドがあります。

これで見ても、ORIGINAL ONEは、1979年の創業時の一番最初からあったモデルではないだろうなと思います。判断基準は、第一世代のロゴではないからです。

下が創業当初のロゴ。上が第二世代でORIGINAL ONEはこれ。

Taylor MADE

このロゴが一番古いと思われるテーラーメイドのロゴです。

これは本当に創業当初、開業するために準備された、1st SHIP製品にしか使われなかったタイプだと思います。

量産された2ndモデルでは、下のようにすぐにTaylor madeに変わっています。

ちなみに、このロゴのヘッドのトゥに Pittsburgh Persimmonと入っています。最初のTaylor MADE ロゴヘッドのトゥには、Pittsburgh Persimmonとは入っていないです。なので、最初に用意されていたヘッドの段階では、Pittsburgh Persimmonという名称ではなかったのかもなぁと思ったりします。最初は、Taylor MADE METAL WOODだったんじゃないですかね。

このクラウンの文字は、1st Shipモデルから入っています。

この筆記体のOLDロゴですが、初代MADEはもちろん、二代目madeを合わせてもおそらく1年ちょっとしか使われていないと思います。

コレ、Taylorというマリングッズを扱う、100年を超える歴史がある老舗ブランドのコンパスです。小さくセンターにロゴがあります。Taylorと。とても似ていますね。

たぶん、ここがスポーティンググッズ関係の筆記体Taylorの権利を主張したものと推察します。

今日は、ORIGINAL ONE という懐かしい文字を見たばかりに、久しぶりにマニア過ぎる方向に思考が向いてしまいました。

古い話ですので、類推が多分に入った記事内容です。

ご容赦のほどを。

 

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在