ゴルフシューズは履いていかない。
私はゴルフに行くとき、ゴルフシューズを「持って」いきます。それは、ゴルフ場が非日常の世界だと思っているからです。受付をして、キーをもらって、ロッカーを開けて、着替えをして。最後にシューズ袋から白いスパイクを出して、履く。
スパイクの紐を丁寧に結んで、一歩踏み出したとき。確かにゴルファーになった気がするんです。スパイクに履き替えることで、だらしない日常と、凛としたゴルフの世界が切り替わる。そんなスイッチのような役割を果たしているような気がします。
もう一つ、家からソフトスパイクを履いていかない(いけない)理由があります。それは90年代『J’s』のソフトスパイクが大流行したとき、街を歩いたソフトスパイクでゴルフ場に行くと、芝生に悪い菌がついてしまうことがある、と専門家からきいたことがあるからです。今、そんな話は聞きませんので真偽のほどはわかりませんが、三つ子の魂とでもいうのでしょうか、私はどうもこのことを思い出してしまって普段履きでゴルフコースには立てないのです。(取材だけのときも駐車場で履き替えてから入場します)
色は白でないと落ち着かないし、スニーカーみたいなタイプでもダメ。ゴルフする靴はこういうヤツなのだ!という理由なき思い込みが、自分にあることを感じます。ちなみにグローブもボールも白がいいです。構えたときの景色が変わるのがダメなんですよね。。
小さなこだわりですが、大事にしたいところだと思っています。
(本記事に掲載した商品の情報)
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