スイングのテンポ

21.4世紀ゴルフ(93) 

みなさんは、スイングのテンポと言うと、どんなイメージをお持ちでしょうか?

多くの方は「今のは速かった、打ち急いだ」など、テンポが速いとミスショットすると思っているようですね。

でも、スイングテンポは人それぞれです。速い人もいれば遅い人もいます。

速い遅いよりも大事なのは、一定のテンポでスイングすることですね。

テンポは、リズムやタイミングと関係しますので、まず最初に確認する必要があると考えています。テンポが一定しないとタイミングが合わない、リズミカルに振れないということなるからです。

今回は、このスイングテンポについて21.4世紀ゴルフの提案です。

アマチュアゴルファーがテンポを乱してしまう原因は「とにかくゆっくりスイングしなければいけない」と思い込んでいることにあると思います。

例えば、ミスしないように自分本来の感覚以上に慎重にゆっくりクラブを上げようとすると、その時点でテンポが失われてしまいます。これが切り返し(トップ〜ダウンスイング)のテンポも失わせ、リズム感がなく、インパクトのタイミングも合わなくなってしまうわけです。

これを防ぐ大前提は「それぞれのゴルファーが持っている自分のテンポでスイングすること」にあります。

自分自身のテンポを探してみましょう

【ここからは簡単なマイ・テンポのチェック法です】

次のようにして自分のテンポを確認してみましょう。

スイングの動きを全く意識せずに自分が振りたいように気持ちよくスイングをしてみてください。そして、その時のテンポを感じてみてください。

スイング全体やバックスイングはテンポが速い人は速く、逆にテンポが遅い人は遅くていいのです。そして、そのテンポを一定にするように習慣づけていきましょう。

以前「ベストなクラブを使う」でお話したように、自分のテンポで振るために、その人のテンポに合ったクラブを選択することもとても大事です。テンポが速い人、遅い人それぞれに合ったクラブの仕様があります。

ご一考を。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員