キャロウェイゴルフ S2H2メタル。
昔、フレッド・カプルスがこの小さなヘッドの3Wを愛用していた。
どうして彼はこんなに小さなヘッドを好むんでしょうか?
私は、当時、ヘルムステッター氏に尋ねたことがあった。
「今のクラブヘッドは大きい、でしょ? でもヘッドの重さはS2H2と同じなんです。同じ重さなら小さい方がパワーがボールに伝わりやすい、でしょ? Effective Weightが違うんです」
実効重量といえばいいだろうか。
慣性モーメントを大きくするために周辺に重量を分散、大型化させれば、ミスヒットには強くなるが、重量エネルギーも分散されてしまう。小さいヘッドはミスには弱いが、ちゃんと当たればその重さがロスなくボールに伝わる、ということだ。
よく考えたら、こんなに小さなヘッドである。
フェースに当たれば、ほぼナイスショット確定!という気もする。
ボールを置いてしばらく眺めているが、大きなヘッドよりもむしろ、
当てやすいんじゃないかと思い始めている。
マッスルバックアイアンのような感じに、見えてきた。
シャフトの長さ次第かな。