飛びと正確さを養う右手・右腕の使い方

21.4世紀ゴルフ(137)

今回は、飛びと正確さを両立する右手・右腕の使い方の提案です。

プッシュ・スライスで右に曲がる、時々ヒッカケも出る。当たっても飛ばない。という方も多いのではないでしょうか。

スイングでは、インパクトで身体もクラブフェースもアドレスの姿勢に戻ってインパクトするイメージが大切だと思っています。(実際の動きはそうならないのであくまでイメージです)

身体の正面でクラブフェースをスクエアにインパクトするというイメージです。

そのイメージでインパクトするには、スイング中の両手・両腕の使い方が大切になります。

ひとことで言うと、「クラブヘッドの動きを邪魔しないように使う」ことです。

21.4世紀ゴルフの考え方では、右手・右腕はクラブヘッドを動かす役目、左手・左腕は支えが役目です。

スイング中に、両手・両腕(特に左手・腕)がクラブヘッドの動きを邪魔すると、スピードも正確さも出ないだけでなく、ヒジや手首を痛めることになりかねません。

両手・両腕のイメージのつくり方です。

写真のように、アドレスした時のグリップの位置をそのまま動かさないで、右手でクラブヘッドを動かしてみてください。

アドレス時の左手のグリップ位置はずっとそのままです

 

 

 

 

 

 

バックスイングは手首をコックして上げ、インパクトまでは金づちで釘を打つイメージの動きです。

 

 

インパクト以降のフォロースルーはクラブヘッドの動きを邪魔しないようにリストターン(手首が返る)していきます。

 

 

 

右手の動きが正しければ、グリップの位置を動かさずに、バックスイング、フォロースルーともにクラブシャフトが地面と平行くらいまでクラブヘッドが動くと思います。また、バックスイングで左脇が空き・右脇が締まる、フォロースルーで右脇が空き・左脇が締まる感じになると思います。

初めは、ゆっくり動かしながら行い、バックスイング、インパクト、フォロースルーでそれぞれ止めて、どんな動きをしているのか、どんな感じがするのかを確認してください。

この動きの感覚やイメージがつかめてきたら、徐々にスイングを大きくしてヘッドにスピードをつけていき、最後にフルスイングしてみます。

フルスイングでは、身体の幅の中でこの動き方をするようにイメージしてみてください。

ボールを打たなくても毎日この動きを確認して3〜4週間かかりますが、身に付いてくると身体とクラブフェースがアドレスに戻るイメージでクラブを振ることができるようになるので、ボールを正確に打つことができます。また、最速のスピードで振ることができるので、飛距離も伸びます。

お試しを。

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員