21.4世紀ゴルフ(59)
前回の「越すゲーム」に関連して、ゴルフはよく「ターゲットゲーム」と言われています。最終的にカップというターゲットにボールを入れるゲームなので当然といえば当然です。ただ、1打でカップまで届くホールだけではないので、その途中にもターゲットを設けることが必要になります。
ターゲット。個人的にはゴルフでは、単に的に当てるのとはちょっと違う気がしています。ぶら下がっている的に当てるのは、方向は大事ですが、強さはあまり関係しないように思うからです。
ゴルフは「当てる」というより的の位置に「止める」ゲームなので、方向だけでなく強さが大きく関係します。方向がよくても、強さが合わないとターゲットにボールは止まらないですから。
要は、距離を合わせることが大事な「ターゲットゲーム」だということになります。
ターゲットにボールを止める・入れるための21.4世紀ゴルフの考え方は次のようなものです。
フルショット・コントロールショットでの理想は、「ボールが落ちたところに止まること」
・キャリーしたところにボールが止まることです。
ランはとても不規則なので、ターゲットにボールを止めるための計算が難しくなりますから、できるだけ少ないほうがいいですね。
フルショットの飛距離についても遠くまで飛ぶといっても、狙ったターゲットに止まらなければ意味がありません。飛ばなくても困りますが、飛び過ぎも困ります。
また、パッテイングでの理想は、「仮に入らなくても、カップのところで止まること」
アマチュアゴルファーの方は、よく転がるパターを欲しがりますが、もしカップに入らなかった時にどこまでも転がっていってしまうのは困りものです。理想のパターがあるとすれば、ボールがカップインしないで通り過ぎたらバックスピンでカップまで戻ってくれるパターでしょうか(笑)
皆さんそれぞれに「ターゲットゲーム」としてのゴルフを一度考えてみてはいかがでしょうか。