スイングする前に その2

21.4世紀ゴルフ(84) 

引き続き、アドレスについて話をしたいと思います。しつこいようですが本当に大事なので(笑)

前回お話したとおり、アドレスはスイングに大きく影響しますし、結果にも大きく影響するものです。誤ったアドレスで練習することは、せっかくの練習が全部無駄になってしまうことになりかねない。そういう意識を持ってください。

■アドレスの方向は、個性です。必ずしもスクエアに立つ必要はありません

→ ただスクエアの感覚を知っておくことが大切です。そうすることで、自分がどの向きにアドレスしているかを自覚できるようになると思います。

■ボールの位置もアドレスの向き同様に個性があります。どこにセットしなければいけないということはありません。

→ アドレスの向きや体重配分にも影響されますが、左足寄りや右足寄りなどボール位置を変えて打つことを試してみてください。
そうすることで、自分の基準となるボール位置が掴めてくると思います。

板の上に乗って正しい重心バランスで構える。こうすることで適正な番手別のボールとの距離感を把握できます

▶︎▶︎ボールと身体の距離については「自由ではありません」。両足の拇指球に体重を乗せた状態でボールとの距離を測ってみてください。これでボールと身体の距離を一定にすることができます。

→ アマチュアゴルファーの多くはボールに近く立ちすぎる傾向が見受けられますので、実際にやってみると意外とボールから離れる感じがするかもしれません。

プロのアドレスをトーナメント中継や動画でよく見てみると参考になると思います。プロはプレー中に上手くアドレスが取れるように、練習でアドレスのチェックに一番時間をかけます。上手く構えることができれば、思ったところに思った球筋でボールが打てることを知っているからです。

上手くアドレスしたのに思ったようにボールが打てないのであれば、ここで初めてスイングに問題があることになります。

皆さんが、上達したい、良いスイングがしたい、上手く打ちたいと思っているのであれば、アドレスをしっかり作っていきましょう。

スイングする前にアドレスをチェック!

是非ともお試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員