アドレスの方向を間違える

21.4世紀ゴルフ(150)

コースでティーショットを打つ時、アドレスの向きを間違えてしまうことってありませんか?

その原因の一つが、ティーイングエリア、ティーマークはフェアウェイやグリーン方向を向いていない場合があることです。

ゴルファーはその向きに対して無意識のうちに合わせてしまう傾向があります。目標とは違う方向にアドレスしているのですから、ナイスショットは望めません(笑)

方向を錯覚してしまうわけです。

特に無意識のうちに合わせてしまう線は、ティーイングエリアの前方の線とティーマークを結んだ線の2つです。

ティーイングエリアが方形ではなく円形のコースもありますが・・・

それらに惑わされずに、フェアウェイやグリーンに向かってボールを打つアドレスすると、その線に逆らって立つことになるので、違和感を感じると思います。例えば、ティーイングエリアの前方やティーマークの線が右を向いていれば、フェアウェイセンターやグリーン向けてに構えると、かなり左を向いているように感じたりします。

そこで、狙った方向に上手にアドレスする練習の提案です。
練習場で、マットの線に逆らってアドレスしてみましょう。
①練習場のマットの線に沿って真っ直ぐボールを打つと、どこに行くのかターゲットを確認します。
②そのターゲットを左右交互に20ヤード程度変えてターゲットを定め、アドレスしてスイングします。(極端にずらすのは危険ですのでやめましょう)

ターゲットをしっかり定めて、左右どのターゲットに対しても同じように上手くボールが打てるかどうか練習してみてください。
狙った方向にアドレスすることは、方向感覚ですので、機械的に作ることはできません。自分なりの感覚をつかみましょう。

ティーショットで上手くターゲットに対してアドレスすれば、フェアウェイ、グリーンを捉える確率が大きくアップします。
コースをプレーする時は、毎ホール、ティーイングエリア・ティーマークの向きを確認してみてください。少し遠いところからティーイングエリアの形全体やティーマークの向きを見ると確認しやすいと思います。

お試しを。

余談:コースは、トラブル防止やプレーの進行をスムースにするために、例えば、そのホールは左にボールを打って欲しくなければ、ティーマークを右に向けて設置したりします。(当然逆もあります)ご注意を。

 

 

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員