21.4世紀ゴルフ⑫
ゴルフのスイングはドライバーからパターまで「1つ」と思っているアマチュアの方が多いのではないでしょうか。パターやアプローチのストローク(スイング)を大きくしたのがアイアンやドライバーのスイングなのだ、というようにです。
ここでの結論から言うと「ゴルフにはスイングが2つある」ことを知っておいてほしいです。では、どうして「2つ」必要なのでしょうか。
それは、ショットによって求められること、あるいは、求めることが違うからです。
自分のゴルフのことを思い浮かべてください。
ドライバーやアイアンのフルショットの場合は、飛距離と正確さを求めます。アプローチやパットの場合は、とにかく正確さ。どこまでも遠くへ!なんて求めませんよね!? すべてにおいて正確さは必要ですが、アプローチ、パットに飛距離は必要ないのです。
このように、自分自身がショット、あるいは場面によって求める成功イメージが違うのに、「1つ」のスイングで対応しようとすることに、無理があると私は思うのです。

では、「2つのスイング」は何が違うのでしょうか。すでに先ほどヒントを出していますが、それは「飛ばすスイング」と「飛ばさないスイング」になります。ポイントは、手とクラブヘッドの動かし方を変える。それだけです。
↓ここからが今日の実践ポイントです↓
①飛距離と正確さを求めるフルショット
「飛ばすスイング」は、手を小さく、クラブヘッドを大きく動かす。
②正確さだけを求めるショット・パット
「飛ばさないスイング」は、手を大きく、クラブヘッドを小さく動かす。
文字で書いただけではいまひとつ伝わりにくいと思いますが、アプローチ・パットは得意だけれど、ドライバーが飛ばない。ドライバーは得意で飛ぶんだけれど、アプローチ・パットでミスが多い。 このような悩みがある方は、ぜひ、これがどういうことなのかを考えてみてください。