サンドウェッジがロフト50度になってしまったら、それはもうサンドウェッジとは言えまい。ロブウェッジが56度になったら、それってサンドやんけ!ってなるはずだ。
では、もともと50度だったピッチングウェッジが、43度とかになっているのになぜあまり問題にならないのだろうか。なぜ、50度のギャップウェッジ入れればいいかってなるのだろう?
ピッチングウェッジって単に9番より一番手飛ばない、アイアンの一部なんだっけ? それなら10番アイアンで良かったはず。どうしてわざわざ「ピッチングウェッジ」でなければならなかったのか。フルショットとは別の「特別な用途」があったから、別名称になっているのではなかったか。
ロフトが変わったらできないショット。そして同じロフトであってもウェッジの製法ではできにくいショット。そういうのがあるのではないだろうか?
ピッチングがピッチングで無くなった結果、ChipRなるクラブが必要になって来ちゃったのではないだろうか。
もともとのピッチングウェッジで打ちやすかったショットってどんなものだったろう。それを理解しているのはきっと、50度(@49度)のピッチングウェッジを使っているタイガー・ウッズしかいない。ウッズしか持っていないクラブがあり、出来ないショットがある。それに気がついた瞬間、ゾクゾクっと震えがきた。