日が出づる場所

神戸GCに遺されるアーサー・ヘスケス・グルームの別荘「101」の地番標。撮影/宮本卓

昨年、何気なく青空にはためく旗を眺めていた。それはカナダ旗だったがはためく旗の中心に逆光が重なり、リアルな日の丸のようになって見えた。日の丸を誰が考えたのかはしらないが、案外こんなふうにはためく旗越しに太陽を見たのかな、なんて思った。

昨年、納戸から引っ張り出してきて飾った日本ゴルフ100周年祭のポスター

日本ゴルフの始まりは、1901年、六甲山に別荘「101」を構える、アーサー・ヘスケス・グルームが4ホールのゴルフ場を友だちと作ったことから始まったとされる。11もまた日の丸っぽいのかな、と思ったりする。私にとっては始まり感のある数字である。

新年、初日の出に注目が集まるが、日は毎日昇り、沈み、また昇っている。その美しさは常に変わらないだろう。

常に初日とともに始まっている、新しい一日なのだ。

毎日、元旦の心持ちで過ごしていきたい。

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在