ウッドとアイアンのスイング

長さや ライ角、ティアップのありなしで構えが変わります。その結果、スイングは?

21.4世紀ゴルフ(135)

「ウッドとアイアンでは打ち方がどう違うのか?」

「ドライバーは調子いいのだけど、アイアンの調子が悪いのでアイアンの打ち方を教えて欲しい」などなど。このようなご質問をよく受けます。

今回は、ウッドとアイアンのフルショットスイングについての提案です。

結論から言うと、21世紀ゴルフでは「スイングのイメージはドライバーもアイアンも全く同じ」だと考えています。

理由は、単純ですが、どちらもクラブを振るという点で、動きは同じだからです。
ただ、クラブの長さ、ティーアップをするしないなどの違いがあるので、身体とボールの位置関係などアドレスは違ってきます

ドライバーとアイアンで違う2つのスイングのイメージを持つことは、スイングの考え方が複雑になるように思います。結果として、どちらかの調子が良い時に、もう一方の調子が悪いということになりがちです。

スイングのイメージをひとつにした方が、考え方がシンプルで良いのではないかと思っています。では、そのスイングはどのようなイメージかと言うと、

基本は、ドライバーもアイアンもボールを真横から払い打つイメージでよいと思います。

どちらもスイング中のクラブの最下点でボールを打つイメージといっても良いですね。実際に最下点で打つと、当然ですが練習場ではマットにクラブのソールが擦れません。コースでも芝に触らない、ターフを取りません。ボールだけをクリーンに打つイメージです。

そうならなければいけないと言っているわけではなく、そのようなイメージを持ってスイングすることが大切ということです。

このスイングのイメージは、ウッドとアイアンスイングの考え方をシンプルにするだけでなく、ミスショットの度合いが最小限になる・ボールが上がる・方向性が安定する・飛距離が安定して出るなど、メリットがたくさんあります。

ウッドとアイアンのどちらかが苦手な方、両方の調子が偏りがちな方。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員