過ぎるを付けてみ

パターヘッドは今時350gが当たり前だが、90年代のANSERは304g

最近、「やっぱりヘッドは軽い方がいいんですかね?」と聞かれることが増えた。この3年、MOE86シリーズのことを折に触れて一生懸命書いたりしているからだろう。

でも、ヘッドは軽い方がいいのか、重たい方がいいのか。そういうことではないのだ。扱いやすさを考えていったら、一般的なクラブヘッドよりも軽くしていったほうがいいことに気づいた、ということである。

一言で表すと「ちょうどよい」重さを見つけた、となる。別に軽いのが欲しかったわけではない。ちょうどいい重さのものが欲しかったのだ。

ちょうどよくするための「余地」を残しておきたい

軽く仕上げておけば、鉛テープを貼ったりして自分なりに「ちょうどよい」重さに調整できる。使用者によっては鉛は要らないかもしれない。シャフトが、長さが、硬さが変わればちょうどよいヘッドの重さも変わるだろう。ちょうどよい重さとは、一つではないのだ。

重たい、軽い。長い、短い。さて、どっちが正解? みたいな質問に答えるのは難しいが、それぞれのワードに「過ぎる」を付けてみてはどうかなぁと思う。

 

重た過ぎる。軽過ぎる。長過ぎる。短か過ぎる。硬過ぎる、軟らか過ぎる。

過ぎるが付かないモノ。それを見つけたいのだ。過ぎないモノは、ちょうどいいモノだ。それに軽いも重たいもあろうか。

最後に、人の「ちょうどよい」は自分にとっては重た過ぎ、軽過ぎの「可能性が高い」こともお忘れなく。人のハカリに合わせる必要はない。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在