今、ゴルフクラブの入手経路はいろいろだ。個人的に楽しんでいるのはメルカリやpaypayフリマなどの個人出店のフリマアプリ。狙いは「昔憧れていた高いヤツ」である。
ダイワのハイパーチタン。黄色いHM-90スリムシャフトの入ったドライバーは、1本18万円だった。欲しかったけど、手が出なかった。
それが今、送料込みで2000円台だった。
丸山茂樹、伊沢利光が主力だった頃に出たツアーステージドライバー。高反発メインの時代だが、新SLEルール適合のモデルも併売されていた。405は試打した時のよかった印象がずっと手に残っている。ヘッド単体で1000円ちょっとだから、買ってみた。最初9.5度をみつけポチッとしたが、すぐに10.5度を見つけまたポチッと。次の日に綺麗な10.5度を見つけちゃってまたポチッとした。こんな買い方をしても全部で4000円くらい。送料込みだ。
これはヨネックスのいわゆる遼くんモデル。スター選手のために当時のヨネックスが寝る間も惜しんで開発した肝いりモデルだ。こういうのも当時は数発しか打っておらず、あまり印象がない。とても綺麗なシェイプなのでもう一度ちゃんと打ってみたいと思って、ポチッとした。ヘッド単体800円くらい。送料込み。paypayフリマの半額キャンペーンで破格になった。
いずれも、もはやゴルフクラブの値段ではないが、出品者からしたら引き取ってもらえるだけでいいのかもしれない。こんなモノ、今のゴルファーにとってはゴミと同じなのだ。
買い漁っている自分も、今のクラブよりいいかもしれない!と思っているわけではない。憧れや何らかの想いがある道具を今一度打ってみたらどう思うのか? それを確かめてみたいのだ。高弾性HM-90カーボン、細くて、手元にメタルメッシュが巻いてある。そんな凝りまくったシャフトの感じを味わってみたいのだ。
きっと、そんなによくないと思う。「やっぱよくないかー」と確認するのも個人的には大いなる楽しみだ。使うためというより、昔憧れていたモデルを今、打ってみること自体が楽しい。もちろん、よければラウンドでも使うだろう。
決して懐古主義ではない。当時、欲しかったという想いを成就させたい。それだけなんだと思う(笑)
そういうのも今だからできるゴルフの楽しみ。