飛んで曲がらないフルショットスイング(究極編①)

21.4世紀ゴルフ㉚

前回までの第一段階スイングはいかがでしたでしょうか。
お話してきた3つのことを意識してスイングすることで、これまでよりも飛んで曲がらないショットが打てると思います。

今回から、最終段階の究極フルショットスイングをお話します。

最初にお断りしておきますが、このスイングは第一段階と同じ動きをしますが、スイングのイメージ・意識が大きく変わりますので、感覚をつかむのには少し長い期間が必要になります。
ですので、それでもいいと思った方だけお付き合いください。
しかし習得すると、第一段階よりも自分が驚くほど飛んで曲がらないショットが得られます。

では早速始めていきます。
唐突ですが、皆さん目を閉じて振り子をイメージしてみてください。

どうでしたでしょうか?振り子のオモリは動いていましたか?
止まっている状態の振り子をイメージする方はあまりいないようです。(笑)
では、オモリに触れずに止まっているオモリを動かすにはどうしたらよいでしょうか?

よく考えてください。

垂直に垂れ下がったオモリを皆さんは、どのように始動させますか?

究極フルショットスイングは、振り子のイメージでスイングします。
クラブヘッドがオモリ、クラブシャフトと腕がヒモです。
クラブヘッドを動かすのに、クラブシャフトと腕は何もできません。
アドレスの時はクラブヘッドは静止しています。

さて、どのようにしたら動かすことが出来るのか。

答えは、実際にやってみて実感してみましょう。

・両手の親指・人差し指でグリップエンドを両側からつまんで、胸の前にクラブを垂らします。

最初のウェイト配分は左右5:5に。

 両腕はしっかり脇に固定してください。
・脚はドライバーショットのスタンスの幅に開きます。
・準備完了ですので、その状態からクラブヘッドを振り子のように動かしてみてください。

どうでしたか?

どのようにしたらクラブヘッドを動かすことができましたか?

バックスイング側にクラブヘッドを動かすには、身体を右に揺さぶらないと動きませんね。

状態を右に揺することで始動。
クラブヘッドが反動で大きく右に振られる。

ダウンスイング側では、身体を左に揺さぶり戻しますね。

体を直線的に戻すことでヘッドも折り返し。
ヘッドが勝手に大きく振り戻され大きなフォローに。

そして、その時に体重はどのように動いていたでしょうか?
両足拇指球の間を真っ直ぐ、直線的に動いていると思います。

21.4世紀ゴルフの究極フルスイングはこれだけです。
ポイントは、2つです。
・身体(体重)を直線的に揺さぶることでクラブヘッドを振るイメージ
・腕・手は振られるイメージ(腕・手を使ってボールを打つ意識はない)

肩や腰を回す動きでは振り子を振ることはできない。飛球線と平行に直線的に体を揺する感覚がスイングには必要。

次回、詳しくお話していきます。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員