11月の松本旅行で新たに仕入れてきた三代澤本寿先生の和紙をパネルに貼った。
今回はベンガラ染めの和紙とツインに。ベンガラも三代澤先生の手によるものである。
普通は額装にするのだろうが、個人的には木製パネルが好みである。
さて、ぼんやり「左のライン図案はなんだろう」と考えていたが、パネル化してる途中で気がついた。
これはきっと本の「装丁」。表紙・裏表紙になるのではないかと思った。今は縦位置で見ているが、これを横に倒せば背表紙を真ん中に左右のライン図案が展開されることがわかる。
柳宗悦の「工藝」で長いこと装丁を担当していたのが三代澤本寿であった。この推察、たぶん当たりである。
今度、松本のギャラリー三代澤に行った時に、この推察をぶつけてみようと思う。