21.4世紀ゴルフ(128)
良いショットを打ったのに狙ったところまでぜんぜん届かない、すごいオーバーなど、距離が合わないことありますね。せっかく良いショットを打ったわけですから結果もついてきて欲しいところです。
今回は、コースで距離を合わせるための提案です。
ナイスショットしたのに距離が合わなかった原因は、状況による距離の計算が上手くいかなかったことにあります。その結果、使う番手を間違ったということですね。
単純に距離だけで番手を選ぶといいショットをしても結果が伴わないことが出てきます。
ほとんどのゴルファーは風や打ち上げ打ち下ろしは計算に入れてプレーしていることと思いますが、風の強さや方向、上り下りの度合いでも変わってきます。また、それ以外にも通常と飛距離が変わる要素が結構あります。
例えば、
芝の状態(長さ・密度・芝目)、傾斜地、雨天、グリーンの硬さ・スピード、着地地点の傾斜・硬さ・芝目、標高、湿度、気温(季節)などです。
これらの状況を考慮して、通常の飛距離より、どのくらい飛ぶのか飛ばないのかを判断していきます。そして、最終的にこのショットは何ヤード打つ必要があるのかを知ることが重要です。全部を考慮することは、なかなか難しいかもしれませんが、できる限りの情報を集めることが大切です。
例えば、実測の距離が150yであっても、時には190y打たなければいけない時もありますし、110y打てばいい時もあります。通常150ヤードを7番アイアンで打つゴルファーであれば、4番アイアンかユーテイリティーやPWを使うこともあるということです。
また、その際に注意することがあります。見た目が150Yなのに、とても大きな番手や小さな番手を持って打つのは、思わず加減したり、力んだりしてしまいがちです。自分の判断を信じて、いつものスイングで打つことが大切です。
それぞれの状況で「こうだったら、どのくらい飛ぶのか・飛ばないのか」は、正確な数字ははっきりわかりません。経験から感覚的につかんでいくしか方法がないように思います。もし失敗した時も一つの貴重な経験ですから覚えておくといいですね。今度同じような状況の時にこの経験が活きてきます。
今や、乗用カートのモニターに距離が表示されることは普通ですし、プロのトーナメントでも距離計測器の使用がOKになってきました。目標までの距離が正確に分かることはとても助かりますが、それだけでは良い結果になるとは限らないということです。
コースで「このショットは何ヤード打てば良いのか」を計算して番手を選んでみましょう。
ショットが上手い人とゴルフが上手い人との違いのひとつのように思います。
ご一考を。