良いスコアを出すための心構え

21.4世紀ゴルフ(120)

松山英樹選手マスターズ優勝しました!! おめでとうございます!!そしてありがとうございます!!感動しました!!日本人ゴルファーとして誇りに思いますし、嬉しい限りです!!

少し古い話で恐縮ですが、私個人的には、マスターズ優勝できる可能性のある日本人選手は尾崎将司選手以外にいないと思っていましたので、今や私が生きている間にグリーンジャケットを着る日本人選手を見ることは出来ないと思っていました。

今年の松山選手ですが、優勝までは想像していませんでしたが、優勝争いをするのではないかと密かに注目していました。その理由は、松山選手が先週のトーナメントのインタビュー記事で「来週のマスターズには全く期待していない」と語っていたことです。

自分に期待しない。

すごい言葉だと思いました。何か変わったのかも、と思いました。

松山選手を含めて、出場するすべてのプレーヤーが、このマスターズでの優勝に向けて最善の努力と準備をして望むのですから、自分に期待しない訳がありません。

ただ、期待しないというのは、優勝や上位進出を諦めるとは違うと思います。自分がこれまでやってきた練習・トレーニングなどを確実に実行していくだけということだと思います。その結果がどうであろうと受け入れるということだと思います。

実際に初日からのプレー中の表情を見ていても、それを終始実行していたように思います。良いショット・パットでもミスショット・パットでも一喜一憂しない柔和な表情がこれまでになく印象的でした。

その意識が、結果を冷静に受け入れることができて、もともと実力はあるわけですから、その実力を最大限発揮出来たのではないかと思います。このような心境の変化も今年から取り入れたチーム松山のコーチの皆さんの影響が大きかったのではないでしょうか。

自分のプレーやスコアに期待すると、途中で期待通りにならなかった時に自分を許すことが出来なくなります。

「自分に期待しすぎない」

次にコースをプレーする時に、是非お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員