1mmの改善

21.4世紀ゴルフ(129)

今回は、スイングを改善しようと思っている方に、変わるための一つの考え方の提案です。

やっているつもりなのに変わらない、なかなかスイングが治らないと思っているゴルファーも多いのではないでしょうか。

でも、変えようと意識してスイングしたら、わずかですが変わっていると思います。

わずかな違いなので、自分のスイングを動画や写真で見ても変わったと自覚できないだけのような気がします。
変わったことが見えないだけですね。

では、どのくらい変わったら自覚できるのでしょうか。

ここから、考え方の提案です。

スイングのどこをどのように改善したいのかは、ゴルファーそれぞれだと思いますが、スイングの身体の動きを長さで考えてみてはどうでしょうか。

例えば、トップでの手の高さ、オーバースイング、スイング中の腰やヒザの動きなどです。長くしたい(動かしたい)・短くしたい(止めたい)、高さを下げたい・上げたい等の改善したいことを長さで考えます。

そして、1日で、1ミリ修正できればOKと考えてみてください。

10日続けると1センチ。1ヶ月続ければ3センチ変わることになります。

1ミリ変わっただけでは、誰も変わったことを自覚できないと思います。

では、1センチ変わったら自覚できるでしょうか。おそらく「たいして変わっていない」と感じるのではないでしょうか。

でも、3センチ変わったら、「変わった!治ってきた!」を自覚できると思います。また、周りの人も変わったことがわかると思います。

毎日練習場で練習できなくても、自宅で修正したい長さを確認しながら、毎日15~30秒スイングしてみることでOKです。

本当にスイングを修正しようと思ったら、1日1ミリの改善を考えてみてはどうでしょうか。

改善した時には、これまでに経験したことのないショットが打てるようになると思います。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員