新カーボンボディ、現る

ブリヂストンスポーツの新作候補は“カーボンモノコックボディ”の“チタンカップフェース”だという。テーラーメイド「ステルス」シリーズが、カーボンフェースで話題となってから、ドライバーのヘッド素材はまたカーボン流行りになるのだろうか? でも、テーラーメイドとブリヂストンのカーボンの使い方を見てもわかるように、カーボンを使えばいいってわけではなく、結局は使い方の問題だ。何をしたくてカーボンを使うに至ったのか。そこに関心を持つことが重要だ。

ヘッドパーツのカーボン割合を増やす。一般的には設計的な自由度を高めるための“フリーウエイト”をより多く獲得したいからである。上の写真、ブリヂストンの新作候補もヘッド内のどこかにご覧の高比重であろう金属ウェイトががっつり配分されている。“カーボンモノコックボディ”がすごいんじゃなく、このウェイトをどこに置くかで目指す性能進化が生み出されるわけだ。

全く同じヘッド形状で2タイプある。ウェイトの置き方で性格を変えているのだろう。これが発売された暁には、ぜひ自分で打って、フリーウェイトが生み出す性能差を感じていただきたい。

ブリヂストンスポーツ B3ドライバーの詳細は、こちら

 

余談。

以前のカーボンモノコックボディは熱をかけられないため、シャフトを抜くのにも一苦労だったが、最新の良さはスリーブシャフトになっていることだ。これなら手軽に色々なシャフトを試すことができる。当たり前になってしまっているが、個人的にはこういうことが実用ベースでは大きな進化だと感じる。普段、カーボンヘッドでシャフトが抜きにくいモデルの筆頭、キャロウェイ「C4」ドライバーを使っているからそう思うのかもしれないが(笑)

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在