段階を積み重ねる

21.4世紀ゴルフ (157)

みなさんは、ゴルフが「上手くいくようになった・出来るようになった」と思っていたのに、ある時から調子が悪くなってしまった経験はありませんか。

自転車のように一度乗ることができるようになれば、しばらく乗らなくても乗ることができることもありますが、ゴルフの場合はそうはいきません。出来るようになったこと・これまで出来ていたことが、ある時から出来なくなることは珍しくありませんし、酷い時には以前より上手くいかなくなってしまうことさえあります。

そこで今回は、後退することなく、着実に上達を続けていくための提案です。

結論から言うと「段階(ステップ)に卒業はない」です。

何事も同じだと思いますが、ゴルフにも上達していくための段階があります。その段階を1つづつクリアしていくわけです。

強調しておきたいことは、ある段階をクリアしたら、その段階は「もうやらなくても良い」というわけではないことです一度出来ても「卒業」ではないということです。

次の段階に進んだとしても、その前の段階を毎回確認しなければ新たな段階に挑戦することができないのです

だからこそ、次の課題に取り組む際は、その前にクリアした段階の確認から始めることをおすすめします。上手く出来ることを確認する。それだけでOKです。

ステップを積み重ねていくことになりますから、レベルアップするほどクリアした段階も増えて、確認することも多くなります。とても大変そうです(笑)

でも、心配することはないと思います。

多くの段階をクリアしていくと、それぞれのゴルファーにとってスイングの核となる「これさえしっかりやっておけば上手くいく」という絶対に外せない段階(チェックポイント)が必ず見えてきます。その数は多くて3つくらいになると思います。

詳しくは「戻る場所」を見つける(53)(54) を参照ください。

積み重ねることで、着実に上達を続けていくことができると思います。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員