子供の頃は苦手だった野菜のひとつ、人参を育て、花を楽しむとは思ってもいませんでした。人生何があるかわからないもので、短絡的にならず、ゆっくりとじっくりと取り組んでいけば良いこともある、なんて思えるようにもなりました。絵を描くことが好きで、花が好きで、昆虫が好きだった幼少期にぼんやりと夢見ていたことが、気付けば今の人生に役立っている。不思議なものですね。
梅雨になり、紫陽花もあちこちで咲き始めましたけど、人参の花の七変化も悪くないですよ。この頃の騒ぎで神経質になり過ぎている方を多く見かけるけれど、あまり目先の損得を考えず、目の前の現実をじっくりぼんやり眺めれば、そこにある小さな命の営みが何かヒントを与えてくれるかもしれないですね。