ミスショットの結果がミスになりにくいスイング③

21.4世紀ゴルフ(126)

今回はダフる・トップする方に、クラブヘッドを適正に動かすには、身体をどのように動かしていけばよいのか。その「イメージ」を具体的に提案します。

前回同様に、あらかじめ知っておいていただきたいことがひとつあります。
それはこれから「イメージ」していただく動きは、実際のスイングでは全く同じ動きにならないということです。大切なのは動きの「イメージ」を強く持つことです。

それでは説明していきます。

イメージ② クラブヘッドの動き

インパクトエリアでヘッドの高さが変わらない、地面と平行に動き続けるイメージを持ってください。フェースの上下に打点を外さない。いつも同じ高さでインパクトすることが理想です。

インパクトエリアとは、右足親指付け根からボール(当たる)まで、と考えてください。およそ30cmくらいです。

では、具体的な身体の動かし方です。
前回を読んでいただいた方は、もう気が付いている方も多いのではないでしょうか?(読んでいない方は是非読んでみてください。)           
実は、①と同じ動きをするだけです。

ダウンスイング 右足親指の付け根からボールに当たるまでのイメージです。「ヘッドの高さ」が変わらないようにしましょう

クラブヘッドは地面と平行に動くので、高さが変わりません。
ダウンスイングも同様です。高さが変わらないまま、アドレスの位置に戻ります。

「これならダフったりトップしないで打てそう!」と感じられましたでしょうか?

感じられたのであれば、このイメージが非常に大事です!
アドレスした時に、上手く打てそうな気がするかどうかが、結果に大きく影響します。

身体の動きは同じなので、ボールが曲がる・ダフり・トップを同時に解消できますが、どちらか一つにイメージ・意識を置いて行うことが大切です。

これを少し繰り返し行なってみてください。
慣れてきたら、クラブヘッドの動きを少しずつ大きくしていきます。
その位置からトップまでクラブヘッドを上げるのであれば、右手を使ってクラブヘッドを上げてください。身体は自然に回転します。
インパクト以降フォロースルーは、リストをターンさせてクラブヘッドを前に行かせます。クラブヘッドの動きを邪魔しないことです。

スイングのクラブヘッドの動きは、アドレスを正面から見た時に、陸上のトラック(直線のある楕円)のイメージです。  

以上です。

今までとスイングの感覚・イメージが全く違うという方でも、1ヶ月続ければ、仮にダフりやトップのミスショットしても度合いが小さく、結果は大幅に改善されると思います。

最後に繰り返しになりますが。
スイングの主役はクラブヘッドですから、常にクラブヘッドの動きに意識を置いてみてください。
スイングを身体の動きから考えるのではなく、クラブヘッドの動きから考えてみることが大切だと思います。

お試しを。

 

 

 

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員