21.4世紀ゴルフ(126)
今回はダフる・トップする方に、クラブヘッドを適正に動かすには、身体をどのように動かしていけばよいのか。その「イメージ」を具体的に提案します。
前回同様に、あらかじめ知っておいていただきたいことがひとつあります。
それはこれから「イメージ」していただく動きは、実際のスイングでは全く同じ動きにならないということです。大切なのは動きの「イメージ」を強く持つことです。
それでは説明していきます。
イメージ② クラブヘッドの動き
インパクトエリアでヘッドの高さが変わらない、地面と平行に動き続けるイメージを持ってください。フェースの上下に打点を外さない。いつも同じ高さでインパクトすることが理想です。
インパクトエリアとは、右足親指付け根からボール(当たる)まで、と考えてください。およそ30cmくらいです。
では、具体的な身体の動かし方です。
前回を読んでいただいた方は、もう気が付いている方も多いのではないでしょうか?(読んでいない方は是非読んでみてください。)
実は、①と同じ動きをするだけです。
クラブヘッドは地面と平行に動くので、高さが変わりません。
ダウンスイングも同様です。高さが変わらないまま、アドレスの位置に戻ります。
「これならダフったりトップしないで打てそう!」と感じられましたでしょうか?
感じられたのであれば、このイメージが非常に大事です!
アドレスした時に、上手く打てそうな気がするかどうかが、結果に大きく影響します。
身体の動きは同じなので、ボールが曲がる・ダフり・トップを同時に解消できますが、どちらか一つにイメージ・意識を置いて行うことが大切です。
これを少し繰り返し行なってみてください。
慣れてきたら、クラブヘッドの動きを少しずつ大きくしていきます。
その位置からトップまでクラブヘッドを上げるのであれば、右手を使ってクラブヘッドを上げてください。身体は自然に回転します。
インパクト以降フォロースルーは、リストをターンさせてクラブヘッドを前に行かせます。クラブヘッドの動きを邪魔しないことです。
スイングのクラブヘッドの動きは、アドレスを正面から見た時に、陸上のトラック(直線のある楕円)のイメージです。
以上です。
今までとスイングの感覚・イメージが全く違うという方でも、1ヶ月続ければ、仮にダフりやトップのミスショットしても度合いが小さく、結果は大幅に改善されると思います。
最後に繰り返しになりますが。
スイングの主役はクラブヘッドですから、常にクラブヘッドの動きに意識を置いてみてください。
スイングを身体の動きから考えるのではなく、クラブヘッドの動きから考えてみることが大切だと思います。
お試しを。