21.4世紀ゴルフ(72)
今回は「簡単にボールを真っ直ぐ狙ったところに打つ」。21.4世紀ゴルフからの提案です。
突然ですが「なぜ、包丁・金槌・ノコギリなどの柄は楕円形なのでしょうか?」
SNSで皆さんにお聞きしたところ、色々とご教授いただきました。
回答をまとめると、モノを切ったり、叩いたりがしやすいように、持ち方の基準・目安をつけるためにあえて楕円になっているのでは? という事になりました。これについて、私も同感です。
さて、ここからが今回の提案の本題です。この工具の持ち方に真っ直ぐショットを打つヒントが隠されています。それはなぜだと思いますか?
結論から言うと、右手のグリップの向きがボールの行方を左右するということなのです。つまり、真っ直ぐに飛ばしたいなら右グリップの向きに注目しましょうということです(左打ちの方は左手です)。
では、実際にノコギリを例にやってみましょう。
(工具はどれでもOKですので、家にあるものを握ってみてください。)
ノコギリを自然に握るとこのようになりましたが、皆さんどうでしょうか? この時の握り、伝統的なゴルフの右手グリップの形に似ていませんか? やっぱりこれが正しいのでしょうか。
でも、ノコギリの刃はモノを縦に切る向きです。当然、刃は地面に向いていますよね。
横にあるモノを切る場合、ノコギリの歯を横に向ける必要があります。すると握りはこのような形になりませんか?
ゴルフでも、クラブヘッドをボールの真上から振り下ろすことはしないですよね。ボールの横腹を打つと思うのです。
ボールの横にフェースを正対させて打つわけですから、右手はこのようにグリップする方が自然で、この向きだからこそ目標に対して正確に真っ直ぐ打つことができると思いませんか?
「変なグリップ! これダメなグリップの見本でしょ! カッコ悪い! こんなの見たこともない!」と思われる方も多いかもしれませんね(笑)
しかしながら、ショットが曲がる、安定しない、特にボールが捕まらないで右に飛んでしまうという方は、この握り方で劇的にショットが改善されると思いますよ。
注意点は1つだけ。手・腕でクラブフェースを返す動きを意識しないことです。しなくてもちゃんとスクエアにインパクトできます。そうなるように握っているからです。
詳しくは、以前の記事㉒「曲げないための簡単グリップ(実践編)」を参照下さい。
お試しを。