ブレードタイプのヘッドもシャフトの後方にセットできればマレットみたいになる。昨日はそんなクランクネックの背景について触れました。
上の写真をみても、あきらかにヘッドが後ろについてます。浅重心ヘッドなのに10ミリ程度は深重心になってますね。
今日の視点は、ANSER4です。クランクネックのANSER2をショートスラントにしたモデルですね。
ショートスラント。今日はなぜこんなネックにしたんだろう?と考えてみることにします。クランクとスラント。どこが違いますかね?
個人的には、クランクネックよりスラントの方が一本線が少ない気がします。
上写真でピントを合わせた部分。ここにクランク部が生む一本のラインがあります。ここを目標に向ければフェースが右に向き。フェースを目標にスクエアにしたら、クランクのラインは左に向いてしまいます。つまり、このKARSTEN CO.は同じ視野の中で直線が交差してしまうパターヘッドになっているわけです。
そういう視点でANSER 4を見てもらえたら、一目瞭然だと思います。ショートスラントにはクランクにあった接合部のラインが1本少ないのです。つまり、視野の中で交差するラインが少ないということになります。
ヘッドを同じように後方にセットしながらも、ラインを一本減らすことでアドレスでのモジモジ感を解消している。
「古いモノもいいが新しいモノはもっといい」
それを誇りとしていたカーステンらしい「進化」のさせ方だと感動します。