さて、何がレア?

この写真でピンと来た人はすごいです。

ミズノプロ 9001というウイルソンのパーマー型のパター。これにTN-87のバックフェース刻印をした別注モデルがある。ごくたまにヤフオクとかに出てくるのだ。

2本、近所のゴルフ友達が持っていて、このほど私もメルカリで見つけて入手した。

何本あるのか知らないが、コイツが3本も勢揃いする光景は二度と見られないだろう。それくらいレア。一本見ただけでもレアだw

もっとレアなことがある。

お気づきだろうか? こちらのモデルは3本ともミズノプロ 9001というモデルだ。ソールの刻印は同じ。ヘッドの形状も同じ。

でも、すごいことをやっている。

下の写真。一番右のモデルだけ金色のシャフトである。「あーこれだけカーボンシャフトなのね」で済ませてはいけない。よく考えてみてほしい。アーノルド・パーマー型のこのモデルは、基本的には「フレアチップ」のスチールシャフトが付いている。つまり、オーバーホーゼルのヘッドなのだ。

でも、一番右のはアイアンと同じくネックの中にストレートなシャフトが入っている。ネックセルも付いている。カーボンシャフトはオーバーホーゼルには装着できない。

カーボンシャフトを装着したいがために専用ロングネックのモデルを作ったということだ。そして、それを同じモデル(ソール刻印)として売った。

昔って、やるなぁと思った。昔はおおらか。そして丁寧だ。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在