アプローチのクラブ

21.4世紀ゴルフ (67) 

今回は、アマチュアゴルファーの皆さんにグリーン周りのアプローチショットで使用するクラブの提案のお話です。

提案は2つあります。

①できるだけロフトの大きなクラブを使用すること。
②使用するクラブを1本に決めること。

それでは詳しく説明します。

①の理由は、以前に「ゴルフは越すゲーム」のお話をしましたけれども、アプローチショットでもバンカーを越す、手前のラフを越す、マウンドを越す、砲台グリーンの砲台を越すなど「越す」ことを要求されることが多いからです。

そう考えると、アプローチショットでは、出来るだけロフトの大きなクラブを使用することが得策だと思います。また他にも、打っても飛ばないこと(以前の記事)、アプローチショットは不測の事態を避けるためにグリーンにキャリーさせることが鉄則であること、グリーン周りと言っても1周360度ありますから、ピンに寄せられるエリア(角度)が広がること、など多くのメリットがあるからです。

「ロフトのあるクラブでアプローチするのは難しいでしょ?」という方も多いと思いますが、そんなことはありません。

どのように打つかは、以前の記事「コントロールショットスイング」を参照ください。

できるだけ大きなロフト角のクラブを味方につけよう!

②の理由は、練習が1本で済むからです。

ボールを上げる用、転がし用などクラブを2本使用するのであれば、2倍の練習が必要になります。

アマチュアゴルファーの皆さんは、毎日のように練習する時間はないと思いますので、1本のクラブを極めていった方が上手くいきます。

理由①のように、1本のクラブはボールを最も上げることが出来るクラブになりますから、転がす方がよい状況であれば、慣れ親しんでいるパターを使用することが一番確実です。

番外ですが、特にアプローチショットやパッテイングでは、使用するボールで結果が大きく変わります。

大事なことは、好きなボールで構いませんが、いつも同じ銘柄のボールを使用することです。いつも同じ結果が得られますから。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員