「越す」ゲーム

21.4世紀ゴルフ (58)

一般的によく「ゴルフはゴロフ」と言われることがありますね。
21.4世紀ゴルフでは、よりゴルフを楽しむためにもう一つの考え方を提案しています。

ボールはできるだけ高く上がったほうが、上手くプレーできる。」

常にではなくても必要に応じて。いつでも高く上げられることが大切だと考えています。それは、コースをプレーすると「何かを越す」ことが、思いのほか多く要求されるゲームだと感じているからです。       

例えば、バンカー越え、池・クリーク越え、谷越え、木や林を越す、OB越え、マウンド越えなどたくさんあります。「越す」ことができなくて苦労しているアマチュアゴルファーの方も多いのではないでしょうか。ボールを自分の思い通りに上げられることは、コースにある多くの障害を越すことができるようになる、ということです。

また、ティーショットを除いて、ボールは低いところに止まることが圧倒的に多いですね。つまりボールを高く上げにくいところに止まるということです。ボールも重力によって低いところに転がるのは当然といえば当然です。

フルショットスイングでは、「高く上がるけど飛距離が落ちる」では意味がないので、飛距離を落とさず高さを出すことが肝心です。そうすると、空中を飛んでいる距離、キャリーの考え方につながっていきます。ボールを上げるというのは、自分にとっての最大のキャリーを獲得するということなのです。

最大のキャリーを獲得していくポイントは2つです。
・スイングは普段からボールが上がるように振る練習をすること
・クラブは自分にとってボールが十分上がるものを使用すること

練習では、各クラブで自分の最大キャリーを伸ばすことを意識してみてはどうでしょうか。高いボールが打てるようになれば、低いボールを打つことも容易になります。

ぜひ、お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員