スイングを直す方法

21.4世紀ゴルフ(168)

多くのみなさんは、スイングの動きを改善したいと思ってトライしても、なかなか変わらない、直らない経験をお持ちではないでしょうか?

どうして変わっていかないのでしょうか?

今回は、スイングを変えるために必要な考え方の提案です。

最大のポイントは「自身のスイング感覚の枠を超えること」です。

スイングが変わっていかない原因は、自身のスイング感覚の枠の中で変えようとすることです。言い換えれば、スイングに違和感が少なく、上手くボールが打てる・当たる状態を保ったままスイングを変えようとすることだと思います。

スイング感覚の基準が、ずっと今の枠内のままであれば、今のスイングから抜け出すことはできないと思います。

スイングには、自身の感覚と実際の動きに大きなギャップがあります。一致することはまずありません。
自分のスイング動画をみて、「こんなスイングしてるの!そんなつもりないのに!全然変わってないじゃん!」と思ったことがあるはずですね(笑)
スイングを自分の感覚の枠内で感覚的に変えても、実際の動きはほとんど変わらないのです。

スイングを変えていくためには、自分の感覚の枠を超えることが必要です。感覚を超えるとは、考えられないくらい極端に変えたいスイングすることです。
今までスイングにこんな感覚を持ったことはない、全く違う感覚に感じることが大切です。

自分の感覚を超えたスイングでボールを打とうとすると、初めはボールを上手く打つことはできないと思います。
でも、それで当然ですし、正解です。

こんなスピードではやったことがない!くらいゆっくりとスイングしてみましょう。

感覚のつかみ方(鏡を見たり動画を撮って、感覚が実際の動きが一致しているかどうかを確認するのが効果的です)
①<素振り>ゆっくりとしたスローモーションで変えたいスイングの動きを行います。途中で止めても構いません。その時の感覚を覚えていってください。
②<素振り>同じ感覚を保ってフルスイングします。
③<練習場>ボールに当たらなくても、どこに飛んでも気にせずに、素振りの時と同じ感覚を保つことだけに集中してスイングします。

スイングを何か1つ変えるには、頻度は「毎日」、期間は「1ヶ月程度」で感覚に慣れてきて違和感がなくなってくると思います。(注:1ヶ月間毎日練習場に行くということではありません。練習場に行けない時は、自宅で15秒、30秒でOKですので感覚を保つように毎日行ってください。)
その時には、スイングはだいぶ変わっているはずですので、結果として打ち出されるボールも変わっているはずです。

上達を目指してスイングを変えたいと思っても変えられなかった方。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員