21.4世紀ゴルフ(162)
ゴルフスイングは、良いショットを打ちたいと思うとチェックするポイントがたくさんありますね。
皆さんも練習をするとき、そのためのチェックポイントはいくつもあると思います。
今回は、スイングを良くしていくためのチェックポイント実践の提案です。
結論から言うと、「2つのチェックポイントは同時にはほとんどできない」です。
スイングを早く直ししたいと思って、いくつかのチェックポイントを同時に意識してスイングしたくなりますね(笑)
でも、1回のスイングの中で、2つ以上のチェックポイントを同時に意識しようとすると、どちらも上手くいかないことがほとんどです。どちらも意識が中途半端になって、結局どちらも直すことができないことになってしまうのです。
1回のスイングで意識するチェックポイントは1つだけ。
他のチェックポイントは意識しないことが大切です。
例えば、手の動きと腰の動きがチェックポイントであれば、手か腰かどちらか1つだけを意識することです。
1つずつチェックポイントを直していくことは、一見、改善が遅くなるようですが、結果としては早く改善できます。
色々考えすぎると固まってしまいますね
【練習場とコースでの実践方法】
練習場では、1回の練習は1つのチェックポイントに集中して行うことがベストです。
直したいチェックポイントが3つあって、全部をやりたいのであれば、3つの練習を別々にすると良いと思います。例えば、1回の練習を120球するのであれば、それぞれのチェックポイントを40球づつです。クラブの番手は選びません。
※アドレスのチェックポイントはスイング前の準備で静止状態ですから、スイングのチェックポイントとは別にチェックしてください。
コースでは、基本的にスイングを意識してプレーすることは好ましくありません。
スイングが気になってプレーに集中できないですし、これまでの練習の成果を試す場でもあるからです。スイングを意識するのは練習場です。
ただ、「ここを意識していれば、良いショットが打てる」と思える最も重要なチェックポイントがあれば、そのワンポイントだけ意識してスイングしてください。
マルチタスクよりシングルタスクの方が改善の効果が上がる。「急がば回れ」です。
スイングを直していこうと考えている方は、お試しを。
段階を積み重ねる(157)も合わせてご参照ください