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21.4世紀ゴルフ(99)

このところ、クラブを振ることを忘れてしまっているゴルファーがとても多いように感じています。ボールに当てること(結果)や身体の動かし方に意識が行き過ぎているのかもしれませんね。

クラブをしっかり振らないとどんどん飛ばなく、曲がるようになってしまいます。またひどいとボールに当たらなくなってしまうことさえあります。

ゴルフはクラブを振ってボールを打つゲームですから、上手にクラブを振ることが最も大事ではないですか?

クラブを上手に振るとは、フルショットではクラブヘッドを正確に最速で動かすことです。
上手く振れれば、ボールは狙ったところに遠くまで飛ばすことが出来ます。

今回は、上手にクラブを振るための練習の提案です。

「クラブを強く振る」これだけです。

自分の限界まで、いや限界以上に強く振ります。これはドライバーだけではなくショートアイアンやウェッジもです。十分に準備運動を行ってから、どこまで飛ばせるか ドラコン選手になったつもりでやってみてください。 

目標は今の飛距離+50ヤード。ドライバーが220yであれば270y、PWが110yであれば160y飛ばす勢いで振ります。

フィニッシュでバランスを崩してふらついてもOK。ボールに当たらなくても、曲がってもOK。何も気にする必要はありません。どうしたらもっと速く振ることができるのかを考えながら練習してみてください。

少し慣れてくると徐々にバランスを崩さなくなり、当たるようになっていきます。さらに慣れてくるとそのスイングが普通に感じられるようになります。そこまで行くと飛距離も方向性も格段にアップしていて、スイングも変わっています。

次の練習の時に、打つボール数の半分を費やしてみてください。結構疲れると思いますよ(笑)

残りの半分はボールを狙ったところに正確に打つ練習です。

また、素振りも効果的です。クラブを思い切り速く振ってみましょう。クラブでなくても軽い棒を速く振ることでスピード感を養うことが出来ます。

強く・速く振るスイング練習を取り入れると、確実にクラブが上手に振れるようになって、飛距離も正確さも格段に改善されます。

お試しを。

(編集部より)21.4世紀ゴルフのレッスンを直接受けたい方はこちらをご覧下さい!

 

 

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員