21.4世紀ゴルフ (109)
今回は、ボールが飛ばない、ボールが上がらない悩みを持つシニアゴルファーや女性ゴルファーに提案です。
ボールが飛ばない、上がらないのは、クラブのロフトやスイング軌道の影響もありますが、ヘッドのスピードが足りないことが大きな原因です。
ヘッドのスピードを上げるには、バックスイングでクラブヘッドを大きく動かすことが大切です。クラブヘッドを速く強く振る準備をすることですね。
そんなの当たり前でしょう!ですよね(笑)
でも、皆さんの多くは、ヘッドを大きく動かそうと意識すると、身体を大きく捻ろうとしたり、大きな弧を描くように腕とクラブを遠くに上げようとしたり、腕でクラブを大きく、高く上げようとしていませんか?
それは間違ってはいないのですが、身体の柔軟性や筋力が必要になりますから、毎日ストレッチやトレーニングが出来ない多くのアマチュアゴルファーにとっては現実的では無いように思います。無理にやろうとするとスイング中に身体のバランスを崩してしまうので、ボールに当たらなかったり、曲がってしまいます。また、身体のどこかを痛くしたりすることにもなりかねません。
ではどうしたら良いのか。ここからが今日の提案です。
身体を大きく使う意識を無くして、右腕でクラブヘッドを動かすことに意識を置きましょう。以下のやり方でクラブヘッドを大きく動かせると思います。
・手首を出来るだけ柔らかく使います。手首が固くならないように、特に左手は強くグリップしないことです。
・左腕のヒジを曲げて使います。無理に伸ばす必要はありません。
・グリップを身体から遠くに離さないように使います。無理に遠くに上げる必要はありません。
バランスを崩さないで、バックスイングでどこまで大きくクラブヘッドを動かせるかを確認してみてください。(バランスを崩すとは、両足拇指球から体重が外れることです)
今までよりもヘッドが大きく動いていたら、あとは思い切り右手でボールを叩くだけです。
スイングのタイミングが少し変わりますので慣れが必要ですが、ボールは高く遠くに飛ぶはずです。
身体の柔軟性、筋力にあまり自信がないと思っているシニア、女性ゴルファーの方。
お試しを。