原点回帰

スパイスの効き過ぎた料理は素材の旨さを隠してしまう。肉料理も、魚料理も、すべて同じ味にしてしまう。そのうちカレーのようにスパイスが目的になってしまうこともある。 ゴルフも同じ。ビックドライブも、ギュギュっと効くスピンも本能的に興奮させるなにかがあるけれど、ゴルフの本質を忘れてしまいがち。

 

ゴルフの基本原則は何世紀も前から変わらない。セントアンドリュースが18ホールになるよりも、ゴルフクラブが14本になるよりも、ずっと前から小さな穴にボールを入れることに熱中したゲームなのだ。 スピンなんて効かないボールでも、ねじ曲がったようなウッドクラブでも、球を打つことの本質的な楽しさはずっと変わらずにいる。

どうやったらあそこまで球が無事に届くのか、どうヒットしたら転がせるのか、グランドコンディションやプレイルートを考察する。カタビラ原っぱでの工夫しながらの球打ちは、まさしくゴルフそのものだった。

この記事を書いた人

八和田徳文

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー