結く

紐で結わく。師匠はさすがだ。

だいぶ処分したとはいえ、手放せないでいるクラブはまだ多い。片付けをしていたら、グレーの平紐が出てきた。これは私が「クラシッククラブ師匠」と呼んでいる「高田さん」から買ったタイトリスト アイアンを束ねていたものだ。

保管用のアイアン。

私は荷造り用のPPテープでアイアンを束ねていたが、ふと、出てきた師匠の平紐でEYE2アイアンを結き直してみた。

やってみると、緩みも出ないし、なんとなくクラブを大事にしている感じで気持ちがよかった。タイトリスト アイアンを束ねていた紐が、今はEYE2を束ねている。こうして何度も、繰り返し使えるのだから、資源としても無駄がない。

結束バンドでビーってやっちゃえば? という友人もいたけど、なんとなく私は師匠方式に共感する。手放せないクラブをちゃんとした紐で結く。こうしておけば、いつでも解いて眺め、使い、また結いてしまうことができるからだ。

昨日、雑巾に改造したショートパンツの腰紐も、アイアンを結く道具に生まれ変わった。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在