続50:50

MOE86アイアン49°@50°とMMウェッジの50°

もう2年くらい昔ロフトのピッチングウェッジでアプローチ練習をしている。その理由は過去にも書いた。50:50(2022年12月)

別にロフト50°に重きを置いているのではなく、グリーン周りから普通にアプローチした時にキャリーとランが半分半分になると自分の中ではなんとなくイメージが出しやすいのかなと思う。キャリー50:ラン50が寄せの基本配分だ。

自分の場合52°だと思ったより前に飛ばず、ランも出ない。比率も60:40的な感じになる。グリーンが受け面ならもっとピンの根元に打っていかないとダメな気持ちになる。振り幅を大きくする。そうするともっと打ち出し角度が高くなる。振ってるのにどんどん飛ばない。どうにもロフトの大きなクラブで寄せるイメージが湧かないのだ。

やっぱり50°がちょうどいいのだ。

キャリーとランの比率。誰にとっても50:50がいいとは思わないが、自分がイメージするキャリーとランの比率を考え、なにも考えなくてもだいたいそういうふうに飛び、転がってくれるクラブ(ロフト)を見つけることができたなら、大失敗アプローチはかなり減るだろうと思う。

昨今はアプローチウェッジやギャップウェッジ、ピッチングウェッジもフルショットでの飛距離を基準に組み合わせたりしてしまうが、ウェッジの本業はグリーン周りからの寄せだ。サンドウェッジにはサンドウェッジの、ピッチングウェッジにはピッチングウェッジの役割がある。そして、その役割は名前に書いてある。

砂用で刈り込んだ芝からアプローチするのは意外に難しい。また、PWと刻まれていてもロフトが立っていてピッチ&ランがイメージしにくいのなら、それはピッチングウェッジとは呼べまい。

もう少し、寄せやすいクラブのことを考えてもいい。使い手も作り手も。ウェッジって元々そういうモノ、専用クラブなのだから。

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在