21.4世紀ゴルフ(51)
プロのトーナメント中継の中でよく使われる言葉に「この人のスイングは思い切りがいい」というのがありますね。私個人的にはプロはみんな思い切りよく振っていると思いますが、アマチュアゴルファーの皆さんは思い切りがよくないように感じています。この「思い切りがいい」ということについて、21.4世紀ゴルフ的な考えをお話したいと思います。
「思い切りがいい」というのは、「クラブを思い切りよく振る」ということですね。これは「思い切り振る」のとは意味合いが違います。
その違いは何かというと、練習場とコースの違いです。
「思い切り振る」=練習場でのスイングです。以前に練習場での練習方法の一つとして、「120%で思い切りクラブを振る」ことをお勧めしました。
一方、「思い切りよく振る」=コースでのスイングです。(時たま練習場でも試してみましょう)
こちらも思い切り振りますが、バランスを崩さない範囲でという条件が付くことが違いです。では、コースで「思い切りよく振る」にはどうしたらよいでしょうか? それには、スイングを始めるまでの準備が大切なんです。
その準備とは、考えを整理して決めることです。スイングする前に、自身が出来る範囲で、どのクラブで、どこに、どんな弾道で、どんなスイングのイメージで打つのかを整理して決めることです。
そうすることで、迷いや不安を取り除くことができて、「思い切りよく振る」ことができます。
想定外の大きなミスショットは、打つ前に「考えがまとまっていない、決めていない」ことが原因になることが大半です。
練習場ではいいショットが打てるのに、コースでは???という方。アドレスに入る前に、考えを整理して、やることを決めてプレーしてみましょう。結果もついてくると思いますよ。
お試しを。