鴨長明の「方丈記」をあたらめて読んでいる。方丈とは四畳半ひと間の意味だそう。
庵の有様、かくの如し。
住処には、そこに住まう人のすべてが表れる。確かになぁと思う。
清貧を美徳とするつもりはないけれど、どこかで長明のような自然体の生き方に憧れを抱く。
昨日、観た沢田研二主演の映画は人生の終わりに差し掛かり、どう暮らしどう終わっていくべきか。その自問自答を描いたお話。なんとなしに「方丈記」の精神と通じるものがあった。
老眼が入ってきて、最近は俗も欲も同じに見える(笑) 俗世間は欲世間なのかもなぁとか。方丈よりは少しだけ広い六角形の小屋の中で、超訳本をさらに老眼のせいにして「意訳」を加えて読んでいる(汗)
次、生まれ変わるなら、あの見晴らしのいい丘に揺れる綿毛がいい。それは間違いなし