潮風にあたりながら

太陽に照らされた海水が蒸発し、雲になり雨になり地球を巡る。引力と自転で運ばれた水が風を起こし、波を荒げ飛沫をたてる。マグマが噴火して生まれた岩が波に砕かれて堆積し、雨に削られ川に運ばれ堆積し、リンクスは生まれた。

好天無風のほのぼのした日和も悪くないけれど、それは一瞬の凪である。

リンクスで生まれ育ったゴルフの醍醐味は、自然を満喫することではなかろうか。風のない内陸の林間コースも悪くないのかもしれないけれど、潮風にあたりながらのゴルフがより本質的なように思う。

この記事を書いた人

八和田徳文

Cultivator/Norifumi Yawata
ゴルフの仕事に携わって四半世紀。ゴルファーの一人として、ゴルフコースデザイナーの一人として、ゴルフに纏わる想いを綴ります。肩の力を抜いて愉しめばゴルフはもっと面白いはず。
ゴルフコース設計家・ゴルフ文化愛好家・芝生管理アドバイザー