気にしたいロフト。

終のアイアンちゃんと名付けたミズノプロのTN期プロトタイプ。ノーマルロフトです。

立てて当てるか、寝て当たるか。

久々にお気に入りのミズノプロでボールを打ってみました。とても打ちやすいと思いました。#3でもボールは問題なく上がります。ノーマルロフトのアイアンなので、上がらない、ということはありません。今のディスタンス系より2番手以上ロフトが大きいのですから、上がるはずです。

でも、飛ばないかも。それはパワーの問題もありつつ、インパクトでロフトが寝ちゃってるからだと思います。静的なロフトよりもインパクトでロフトが立つのがトッププロ、ロフトが寝てしまうのが私なのだと思います(汗)

今どきのディスタンス系アイアンは、超ストロングロフト。立ったロフトを立ったまま、あるいはそれ以上立てて当てていたならば、いくら深低重心設計を極めても、ボールは簡単には上がらないはずです。スイング的にインパクトで多少ロフトをつけてしまうから、それなりに上がって、ノーマルロフトアイアンよりも飛ぶ。そう思っています。

超ストロングロフトアイアン!などと、ついついアイアン側のロフトばかり注目してしまいますが、久々にノーマルロフトアイアンを打って、自分自身のウイークになっているであろうインパクトロフトのことを憂いました。

お気に入りのミズノプロも、打つ人が打てばもっと飛ぶのです。ストロング・インパクトロフトの人が打てば……ちゃんとです。

ウイーク・インパクトロフトには、ストロングロフト。ストロング・インパクトロフトには、ノーマルロフト。足し算・引き算。バランスですね。番手ごとの距離を出すためには何度で当てればいいのか、決まっているのです。そういう意味でアイアンは、インパクトでロフトを立てる人向け、寝かす人向けで大別できるんだなぁと思いました。

必要な距離を打つために何度で当てればいいのか。気にしたいロフトはそれ。

そのために違うロフトの番手をいっぱい持っている、といえます。

※ウイーク・インパクトロフト、ストロング・インパクトロフトというゴルフ用語はないと思いますので、お気をつけください。

 

この記事を書いた人

CLUBER

Cultivator/ Yoshiaki Takanashi
ゴルフの雑誌作りに携わって20余年。独立起業してから5年が過ぎたモノ好き、ゴルフ好き、クラフト好き、信州好きな、とにかく何かを作ってばかりいる人間です。
ポジション・ゼロ株式会社代表/CLUBER BASE TURF & SUPPLY主宰/耕す。発起人
記述は2018年現在