傾斜からのショット①

21.4世紀ゴルフ㊵

今回から傾斜からのショットについて21.4世紀ゴルフの考え方をお話していきます。
傾斜の種類は大きく4つありますが、今回は、①左足上がり、②左足下がりについてです。

左足上がり、左足下がりの傾斜から上手にショットするための鉄則は2点です。
・自然に逆らわず、斜面に沿ってアドレスすること。
・バランスを崩さない範囲でスイングすること。

フルショットもコントロールショットもアドレス・スイング・ボール位置は、基本的には水平な場所の時と同じですが、水平時と全く同じにアドレス、スイングしようとしても出来ません。上手くショットするために、下記のポイントを意識・イメージすることが大切です。

① 左足上がり
・地面に垂直に立つと上体が右に傾いたイメージになります。
・右足に体重が強くかかる、右足体重のままスイングするイメージを持ってください。


・傾斜がキツイと感じたら、バランスを取りやすくするため左足を引いてスタンスを取ります。

オープンスタンスのイメージ

・ボールは上り傾斜の角度分だけ高く上がります。水平時より飛距離が落ちますので1~2番手クラブを上げます。
・21.4世紀ゴルフスイングでは、打球はほとんど左に飛びません。
・バランスを崩さないように水平時よりクラブを短く持って、スイングはコンパクトにします。

② 左足下がり
・地面に垂直に立つと上体が左に傾いたイメージになります。
・左足に体重が強くかかる、ダウンスイングで体重が左に行き過ぎないよう強くイメージしてください。


・傾斜がキツイと感じたら、バランスを取りやすくするため、右足を引いてスタンスを取ります。

クローズスタンスのイメージ

・ボールは下り傾斜の角度分だけ上がりません。水平時と同じフルスイングはできないので飛ぶようにはなりませんので水平時と同じ番手で打ちます。
・21.4世紀ゴルフスイングでは、打球はほとんど右に飛びません。
・バランスを崩さないように水平時よりクラブを短く持って、スイングはコンパクトにします。

どちらの傾斜も、傾斜に沿ってスイングしてボールだけを打つようにイメージすると上手くいきます。

お試しを。

この記事を書いた人

伍井 佳介

Cultivator/KEISUKE GOI
おそらく、日本で一番練習しないプロゴルファー。練習しないで上手くプレーする方法を日夜考えています。広告代理店、クラブメーカー、シャフト・グリップメーカー、プロゴルファー、クラブフィッテイングを経て、21.4世紀ゴルフ レッスンを開始。アマチュアゴルファーの方々に、ゴルフを少しでも長く・楽しくプレーして欲しい思いから「21.4世紀ゴルフ」を提案してます。

1956年東京・池袋生まれ 
立教大学 経済学部 卒
公益社団法人日本プロゴルフ協会 トーナメントプレーヤー会員