自分が努力すれば何でもできる、と勘違いしていました。畑を耕し、種をまき、肥やしを与え、水を撒く。そうすれば目的の収穫物が得られると勘違いしていました。人間の力はそれほど偉大ではありませんでした。小さな虫たちの意図しない活動を眺めつつ、こいつらに生かされている、ということを再認識しています。
自分には不快だから、という理由で抹殺していたものは、誰かの大切なモノかもしれません。生態系は繋がっています。畑を耕しながら野菜を作っていたはずなのですが、耕されたのは自分のほうでした。期待していなかった〝副産物〟にとても感謝しています。